KAGONET(KAGO∞NET、カゴネットに注意!

2020年現在、TwitterやInstagram上で「学生支援団体KAGONET」と称する、学生団体を自称する正体不明のアカウントが、自己啓発セミナーの勧誘行為を行っていることが確認されました。

 

KAGONET(KAGO∞NET、カゴネットなどの表記もによると、その活動内容は「OBOGの社会人とも協同し ①キャンパスライフに役立つ情報の発信 ②地域交流(スポーツサークル RIZEの運営等) ③人材育成(講演会やイベントの開催)の3つを柱に活動しています」とあることからも、その実態は鹿大生だけによる自主的な団体ではなく、背後には彼らに影響力を与えた社会人や、彼らによるなんらかの組織が存在していて、そのような個人ないし組織への勧誘がなされている可能性があると睨んでいましたが、ある方からの情報提供により、KAGONETは、教祖が性的暴行などで逮捕された経歴のある韓国のキリスト教系新宗教、「摂理」(キリスト教福音宣教会)の偽装団体であることが明らかになりました。同じような偽装団体は全国の大学にあり、騙されて入信してしまった学生が少なからずいることもわかりました。

 

KAGO∞NETは2020年6月18日に「ゆめらぼ~夢をかなえる方程式~」と称するオンラインセミナーの勧誘行為をTwitter上で行っていました。

https://twitter.com/Kagonet2017/status/1273541095092137984?s=20

セミナーの講師はSJと名乗る男性で、本名だけでなく「東京工業大学修士課程修了」ということ以外一切の経歴が不明です。1000回以上の講演回数があると自称していますが、そのわりにはいくら調べても情報が一切出てこない得体のしれない人物です。

このようなことを運営者がTwitter上で指摘したところ、なんとKAGONETはなんの弁明もせずに当サイトのアカウントを一方的にブロックしました。図星を突かれて後ろめたさがあるからでしょう。

 

「就活商法、自己啓発セミナー」のページでも書いていますが、このような団体に安易に関わるとトラブルになるどころか、大学生活、ひいては人生そのものが破壊される原因になりますので、絶対に個人情報を教えたりせずに、KAGO∞NETから勧誘を受けてもきっぱりと断りましょう。原則として自己啓発セミナーは決してボランティアでなされているのではありません。主催者がなんらかの利益を見込んだ上で行っていることをよく覚えておくべきです。

 

もしすでに関わってしまったり、個人情報を提供してしまいトラブルに巻き込まれてしまった学生は、大学の窓口に相談しましょう。インターネット上だけでなく鹿大の学内でも勧誘活動がなされているかどうかは確認できませんが、サークルなどの学生団体と直接関係のない勧誘行為は禁止されているはずですので、そのような勧誘行為を受けたり発見した方はやはり窓口に報告することをおすすめします。

 

「摂理」のような反社会的カルト団体は、自己啓発セミナーの類だけでなく、スポーツやボランティアなど一見無害なサークルを偽装して巧妙に勧誘行為を行っています。運営者の在学中、統一教会の偽装ボランティアサークルのチラシが投函されたケースもご参考になさって下さい。