偽装サークルとは

偽装サークルとは

当サイトで述べている偽装サークル(ダミーサークル)とは、実態はなんらかの宗教や思想に基づいた団体や、ある宗教、思想団体の学生部であり、母体となる団体への学生の勧誘を目的の一つにしているにもかかわらず、表面上は一般の学生サークルや部活動のように装っている団体です。


サークルには、大学に公認されている団体と、非公認の団体がありますが、偽装サークルは非公認団体とは限らず、大学公認の団体に含まれているものもあります。

何が問題なのか

ではこのような偽装サークルは一体なにが問題なのでしょうか。

 

まず、偽装サークルである以上は、そのメンバーはウソをついて勧誘していることが挙げられます。つまり、人を騙しているのです。偽装サークルのメンバーは、団体にもよりますがあからさまに怪しげな学生だとは限らず、表面的には善良だという印象を与えるような人たちであるケースも少なくないようです。ですが、関わってみていくら上辺は「いい人」のように見えたとしても、自分たちの利益のために人を騙すような行為が許されるはずはありません。そうである以上は彼らは最初から不誠実な人たちであり、偽装サークルの母体の一員であることを隠し続けていたなら、関わってしまった学生は信用を裏切られていることに気づかなければなりません。

 

偽装サークルの母体は、カルトとみなされており、時には破壊的、反社会的な活動を行った(もしくは現在も行い続けている)団体であるケースがほとんどです。彼らは公に名前を出すとなんらかの不都合があるから、また、大学内で公に特定の団体のための勧誘活動を行うことは禁止されているため、偽装サークルという手段を使って活動を行っているのです。

 

彼らは一見、思想や宗教色がないような団体に偽装しているため、そうとは知らずに入部してしまうと、はっきりとサークルの母体のメンバーにならなくても、自分でも気づかないうちに宗教や政治的思想に染まってしまい、そのような団体の活動に携わるような事態が起こりえることです。

 

さらには、偽装サークルの母体であるカルト団体に一度関わってしまうと、しつこく引き止められたりして、そこから脱会することが難しいケースが多いことも挙げられます。執拗な説得だけならまだしも、偽装サークルの関わり続けたことによってマインドコントロール、洗脳されてしまうと、もはやカルト団体のロボットとなり、大学よりもカルト団体の活動を優先させられて学生生活がめちゃくちゃになり、それだけでなく家族をも巻き込むトラブルに発展することも考えられます。

 

以上のことを総合しますと、表向きは普通のサークルの顔をしている偽装サークルに関わってしまうことによって、気づかないうちにカルト団体の活動に携わり、学生生活が破綻するだけではなく、今度は自分が反社会的な団体の加害者になってしまうおそれがあります。そして、そのような偽装サークルのメンバーは、一見善良な学生の顔をしていても、実際は人生の破壊者なのです。