大学内の偽装サークル一覧

鹿児島大学に存在する偽装サークルは、主に革マル派系(自治会)と宗教団体系に分けられます。

 

革マル派(自治会系)と書きましたが、なぜ自治会系なのかといいますと、そもそも鹿児島大学の鹿児島大学共通教育学生自治会そのものが、数々のテロ、ゲリラ、殺人等の犯罪行為に手を染めてきた極左過激派団体の、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)の学生団体と化しているのが現実です。その自治会と同じく、大学公認のサークルの中には革マル派の偽装サークルが存在しています。

 

宗教団体系は、2015年現在は創価学会の偽装サークルしか確認されていませんが、かつては統一教会系の原理研(CARP)も存在したという情報も聞いていて、引き続き注意が必要です。

革マル派の偽装サークルと疑われる団体

マルクス主義研究会

マルクス主義というのは簡単にいえば革マル派の思想の支柱になっている共産主義思想のことです。19世紀のドイツの思想家、カール・マルクスの影響を受けているためマルクス主義といいます。もちろん、マルクス主義、共産主義に基づいた左翼思想がすなわち反社会的だというわけではありませんが、マルクス主義を標榜している団体にもさまざまな立場がありますが、大学でマルクス主義を標榜する団体は、ある立場のセクトの影響下にあったり、その下部団体であることがほとんどです。鹿児島大学のマルクス主義研究会も、実態は特定の左翼団体の学生部に過ぎないのかどうか注意する必要があります。

 

教育科学研究会

「教育現場の危機が叫ばれて久しい日本。私たちは、教育労働者の視点で現在の教育問題に迫ります。」とありますが、「労働者」というキーワードを使うのは共産主義的左翼系団体の特徴です。

 

哲学研究会

大学の課外活動(サークル)一覧のページによれば、活動内容「哲学とは、なにより自分自身を思索することです。そのために、先人の思想に学んだり、仲間と語ったりします。」と書かれていますが真っ赤な嘘です。2009年に配布された新入生向けのパンフレットには「新自由主義イデオロギーの破産を如実に示す事態が全世界で現出しているいまこそ、私たちは、その混沌を批判し覆すことができる哲学を主体化しなければなりません。その哲学こそ、古くて新しいマルクスのマルクス主義であると私たちは考えます。」と書かれていました。哲学といっても、哲学研究会にとっての哲学とはあくまでマルクス主義に限られているのです。そもそも哲学は本来党派心に縛られるものではなく自由な思考活動であり、「哲学研究会」のいう哲学と呼ぶに値するものではありません。


国際問題研究会

学内の各所にチラシが貼ってあり、そこでは政治的主張が延々と述べられています。ただし、国際問題研究会の顧問は、革マル派や共産党とは直接関係ないと思われる、アメリカの9.11事件はブッシュ大統領(当時)による自作自演だという陰謀論を声高に主張している教授です。

※2013年に、新入生の方から、健全なサークルと信じて国際問題研究会に入ったものの、偏った思想に基づいた活動内容に違和感を覚えて辞めた経緯の報告を頂きました。

 

新聞部

学内でチラシを見かけるので、知っている方も多いでしょう。「鹿児島大学新聞」には自治会や、国際問題研究会のチラシに書かれているのとほとんど同じ主張が延々と載っていますので、これらの団体とはなんらかの繋がりを持っていると考えられます。

 

なお、社会科学研究会(SSS)も、上記の団体と同じく社会主義、ないし共産主義系団体を想起させる団体名ですが、鹿児島大学の社会科学研究会は、ただゲームをしているだけのゆるいサークルにすぎないようです。ただし、大学祭でメンバーが労働組合の文字が入ったはっぴを着ていたことがあったので、なんらかの政治的な団体と形だけのつながりがあるのかもしれません。

創価学会の偽装サークルと疑われる団体

第三文明研究会(文化系同好会)

鹿児島大学内での活動実態は明らかではありませんが、第三文明研究会は、全国の大学に存在しており、創価学会がバックアップしているサークルであることは以前からすでに広く知られています。それにもかかわらず、大学の課外活動(サークル)一覧のページによれば、活動内容「唯心論にも唯物論にもよらない、新たな哲学の研鑽を目的とする。」と、創価学会の名前は決して出さず、なんら関係のない団体であるかのように装っています。

 

WORTH CREATION(文化系同好会)

2010年、2011年度に大学祭の展示を見に行ったところ、歴史的偉人の名言の展示が並べられている奥に、なぜか創価学会の池田大作名誉会長の大きな写真や、池田氏の書いた文章が展示されていました。それにもかかわらず、WORTH CREATIONの人たちは自分たちが創価学会の関係者だとは決して名乗らないし、認めようとしないのです。


確かに、WORTH CREATIONを直訳すると、「価値」、「創造」となり、「創価」にちなんだネーミングであることが容易にわかりますが、活動内容は「現代の様々なジャンルについて話し合うことを通して、自分の意見・考えを他者に伝える能力を身につける。」と、やはり創価学会にはなんら触れていません。

 

WORTH CREATIONの展示の方法は、一見、最初は宗教と無関係であるように装い、逃げ道をなくした上で最後には宗教(多くはカリスマ的な指導者に盲従している)であることを明らかにする他の偽装サークルの勧誘の手口そのものです。

 

2014年に大学に問い合わせたところ、大学事務の担当者は、同年の大学祭では個人崇拝をするような展示は行っていなかったと言っていましたが、極めて怪しいと言わざるを得ません。創価学会は巨大な組織ですから、教職員にも関係者がいてもおかしくありません。

 
創価学会の偽装サークルである以上は、現在でも正体を隠しつつ学内でなんらかの宗教活動を行っているものと思われますが、第三文明研究会も、WORTH CREATIONも、創価学会系の団体で、活動内容が似通っていますが、構成員が重なっているのかなどはわかりません。複数の偽装サークルをもつことによって、勧誘の間口を広げている可能性もあります。現在の活動実態について情報をお持ちの方はご提供ください。

創価学会の問題点

創価学会は、戦時中に国家による弾圧を受け、当時の会長が投獄されるなどしたのですが、戦後は政界に進出したどころか、自民党に追従して与党にさえなり、一転して権力者としての道を歩んでいます。そうである以上は、統一教会等と違ってあからさまな反社会的行為は行えなくなっているといえます。

 

しかし、創価学会は本来は仏教系の団体にもかかわらず、世俗権力への志向が強く、また池田大作名誉会長への個人崇拝が異常に強い特徴があります。たとえば、機関紙である聖教新聞では、毎日のように、池田名誉会長が、お金で買えるようなどこかの国の名誉市民賞を得たとか、名誉博士号を得たなどという記事が大々的に掲載されています。本当に偉大な人がそのようなお金で買えるような賞を必要とするものでしょうか。さらに聖教新聞では、険悪な仲の団体、特に日本共産党や、破門元の日蓮正宗に対する口汚い悪口が書かれていることもありました。信教の自由はあるとはいえ、果たしてそのような団体が、自由で批判的な学問を行う場である大学で活動するにふさわしい団体であるといえるでしょうか。

 

それ以前に、実態は特定の宗教団体の直接の影響下にあるにもかかわらず、そのことを明らかにせずに大学でサークルを作って活動している時点で、創価学会が反社会的なカルト性を未だに帯びていることは否定できません。