就活商法、自己啓発セミナー

就職活動は肉体面、精神面、また経済面でも負担がかかるもので、就職活動中の大学生の悩みにつけ込んで、就職活動の支援を謳ったセミナー等への勧誘が行われることがあります。

 

そのようなセミナーは高額な参加費を要求したり、また無料のものであっても、背後にはカルト的な団体が存在して、セミナーの実態はそのような団体の勧誘のための手段である場合があります。金銭的トラブルだけでなく、いつの間にかセミナー主催者やそのバックにある団体の言うことに盲従するようになり自分で物事を考えることができなくなり、大学生活が破壊されるおそれがありますので、そのようなセミナーや、セミナーに勧誘している団体に安易に関わったり、個人情報を提供しないようにしましょう。主催者の素性が不明瞭なものには特に注意すべきです。

 

(参考)悪質な就活商法に関する注意喚起:東京海洋大学

 

東京くらしWEB「大事な大学生活に大きな影?! ~気をつけてほしい3つの消費生活トラブル~」

 

実際に、鹿大にも、TwitterなどのSNSでそのような自己啓発セミナーを勧誘していますが、実態はカルト宗教「摂理」の偽装サークルである、KAGO∞NETと称する「学生団体」の活動が確認されています。詳しくは、「KAGO∞NETに注意」のページをご覧ください。

 

運営者が聞いたケース

偽装サークルや違法活動をしているわけではないものの、運営者が実際に聞いて違和感を覚えたケースを掲載します。偽装サークルを主催している団体以上に、マインドコントロールや金銭トラブルを起こしている確たる証拠がありませんので、因縁をつけ、名誉毀損で訴えるという恫喝等を防ぐため、個人や団体名は伏せています。

なにか情報をお持ちの方はご連絡ください。

 

・悩みを抱えていた学生が、ある自己啓発セミナーに感化された学生の勧誘を受け、その主催者を「師匠」と仰ぐようになった。一般企業に就職後、就職先を1年足らずで辞め、現在では学生時代に感化された人物の影響のもと、今度は自分が、学生をも対象にした自己啓発セミナーを市内で開催している。(もちろん参加費は有料)

 

・ある自己啓発セミナーの主催者が、学内で学生を対象とした「ワールドカフェ」に参加している。(大学の男女共同参画センターが関与しているものとは別)そのカンファレンスは、教員公認のものであったという。

 

※運営者の知人で、、鹿大在学中、精神的な不調を抱えていたところに、親族が信仰していた原理主義的キリスト教に感化されたらしく、大学を辞めてその教派の神学校へ入り、卒業して鹿児島に帰ってきた後にトラブルを起こした人がいます。結局一番傷つくことになったのは他でもないその人自身でした。上のケースはそれに近いものを感じます。